内分泌系の病気

2007年11月30日

クッシング病

犬のクッシング病とは


 
原因

 アジソン病とは対照的に、副腎が何かしらの理由で活性化してしまい、副腎皮質ホルモンが過剰に分泌される病気です。
 一般的な原因としては、副腎皮質が腫瘍化した場合や、脳下垂体の前葉や中葉に腫瘍ができたために副腎皮質刺激ホルモンが過剰に作られ、それに刺激されてホルモンが過剰に分泌されてしまうということが多いようです。
 また、癌などの腫瘍の治療やアレルギー系、免疫不全などの病気の治療で、ステロイド系の薬物を長期間、多量に投与された場合にも発生することがあります。


症状

 症状としては、水を多く欲しがり、尿も増えます。食欲もすごく旺盛になります。
 お腹が出てきますが、背中は逆に筋肉が落ちて痩せています。
 無気力になったり、あえぎ呼吸になったりします。
 また、典型的な症状として、かゆみを伴わない左右対称性の脱毛が見られます。
 
 糖尿病と合併してかかることもあり、症状も似ているので(内分泌の病気はどれも症状が似ていることが多いようです)、疑われる場合にはホルモン検査、血液生化学検査、尿検査などによって詳しく検査を行ないます。


治療法・防止法

 原因が副腎の腫瘍の場合は、手術で摘出できる場合もありますが、通常は投薬による化学療法を行います。
 糖尿病などと同じく、一度かかると完治しにくい病気ではありますが、薬を飲み続けることによって病気をコントロールできるので、根気良く治療を続けましょう。
 
 
かかりやすい犬

 中年以降(7、8歳位〜)の肥満の犬に多く見受けられるようです。

 犬種では、プードル、ダックスフンド、ヨークシャー・テリア、ポメラニアンなどが発症しやすいと言われています。


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アジソン病

犬のアジソン病とは


原因

 副腎皮質ホルモンの減少によって、副腎が機能しなくなり発症する病気です。
 他の原因で副腎を摘出したために副腎皮質ホルモンが分泌されなくなったり、副腎が出血したり腫瘍が出来てホルモンの分泌量が少なくなった時にかかります。
 ストレスを強く感じたときにも発症しやすいようです。
 またステロイド薬の投与を急にやめた場合やクッシング病(副腎皮質刺激ホルモンの過剰生成をおこす病気)の治療の薬の投与などが原因になることもあります。


症状
 
 体内の塩分を保てなくなるため、食欲不振、嘔吐、脱水などの症状があらわれます。また、何となく元気がない、お腹が痛そう、水をよく飲む、尿の量が増えるなどの症状がみられます。
 しかし、いずれも他の病気の症状と似かよっているので、発見が遅くなってしまうこともあります。
 エックス線、血液検査、副腎皮質ホルモン刺激検査などの検査を行ないます。


治療法・防止法

 急性の場合は、生理食塩水(0.9%の食塩水)や副腎皮質ホルモンの静脈投与の治療行います。
 その後は、副腎皮質から分泌されるホルモンと似たような薬の投薬治療となります。
 クッシング病や糖尿病に比べると発生率は低い病気ですが、一度発生すると完治は難しい病気ですので、根気よく病気と付き合っていかなくてはなりません。


かかりやすい犬

 コリーやスタンダード・プードル(特に黒)などに発症がみられます。
 
 若い犬から中高年くらいまでに見られ、発症数の70〜80%まではメス犬になります。


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