ノン・スポーティング(伴侶)犬種
2007年09月17日
ノン・スポーティング・グループとは


ノン・スポーティング・グループに分類される犬種は、他のグループに属さない様々な種類の犬達です。
かつて狩猟が盛んだった時代には、犬の能力を「猟に使えるかどうか」で分類していたので、その他の犬種は「ノン・スポーティング」と言う名前でくくられる事になりました。
作出当初は猟犬であったけれども現在では全く猟欲のない犬や、かつて闘犬だった犬。愛玩用ではあるけれどもトイ・グループとするには大きすぎる犬、あるいは食用だった犬など、その歴史や用途も様々です。
そのため、このグループに属する犬種は、大きさ、風貌なども十人(犬?)十色。個性的な面々です。
ダルメシアン、ブルドッグ、ボストン・テリア、スタンダード・プードル、チャウ・チャウなども、このグループに分類されています。
2007年08月30日
ダルメシアン
ダルメシアンは、ディズニーの「101匹わんちゃん」のおかげで、知らない人はまずいないだろう、と言う位の人気犬です。ダルメシアンの名前は、旧ユーゴスラビアのダルマチア地方から由来しています。しかし、種の起源自体は不明で、古代エジプトの壁画に水玉模様の犬が描かれていることからエジプト産という説や、起源はインドと言う説もあるようです。ヨーロッパ各地で古くから存在が確認されているにも係わらず、正確な原産地が特定できないのは、ダルメシアンがジプシーの馬車と共に旅をしながら広まったためとも言われています。
基礎となった犬は、その体型からポインターにグレートデンが混血されたものと言われていますが、これも確かなことはわかりません。
ダルメシアンは運動能力や持久力、忍耐力に優れた犬種で、牧羊犬、軍用犬からサーカスまで様々な仕事場で使われてきました。
なかでも、ダルメシアンにしか出来ないとされているのが、馬車を先導する仕事です。中、近世において、ダルメシアンは駅馬車やジプシー達の馬車などに伴走したり先導したりして、馬車を守っていました。アメリカでは、消防馬車の先導と警護を任されていたため、今でもダルメシアンは消防のシンボル犬となっています。
ダルメシアンの特徴は、言うまでも無くスポットと呼ばれる斑点です。色は、ブラックとレバーがありますが、どちらにしても、はっきりとしてとても目立ちます。
ダルメシアンは、産まれた時点では純白で、この斑点は生後3ヶ月頃から現れてきます。ですので、子犬を選ぶ際には、それ以後が望ましいようです。
普段のお手入れに特別なことは必要なく、軽いブラッシングで十分です。運動などで汚れた時は、蒸しタオルなどで拭いてあげて下さい。
ダルメシアンの性格は、好奇心旺盛で家族に対しては甘えん坊。賢く、物覚えも良い方ですが、少々頑固なところもあります。繊細で、やや神経質な面があり、家族以外の人にはあまり懐きません。
警戒心の強い臆病な子にならないように、小さい頃から積極的にお散歩に連れ出し(予防接種前なら、抱っこやキャリーで)、街の中の様々な物や音に慣れさせ、色々な人に触ってもらいましょう。お散歩に行く時に、フード(1日の食事量の中から取り分けて)を持って出て、公園などで出会った犬好きの方などから与えてもらうようにすると、だんだん家族以外の人にも慣れていきます。
運動量は、かなり多めです。朝夕2回、自転車位の速さで1時間位の運動が必要です(ランニングや自転車での引き運動など)。その他、ボール遊びやドッグランなどでの自由運動をたくさん取り入れてあげると喜びます。アジリティなどに挑戦してもいいでしょう。
運動不足になるとストレスが溜まって、攻撃的になったり無駄吠えの原因となったりするので、毎日たっぷりと付き合ってあげて下さい。
運動量が多いので、お年寄りだけのおウチだと、お散歩のお付き合いが難しいかもしれません。
生理的に尿道器官に結石ができやすい犬種と言われています。
普段与える水は水道水で、ただし、いつも新しいものをあげて下さい。ミネラルウォーターは一見体に良さそうですが、尿道結石の原因となることもあるそうなので避けましょう。
2007年08月18日
フレンチ・ブルドッグ
フレンチ・ブルドッグの起源については諸説があり、愛犬家が多いヨーロッパではイギリス原産説、フランス原産説、スペイン原産説を各国が言い合っているようです。現在有力なのはイギリス説で、イギリスのブルドックを起源とし、その小型のものがフランスに渡り、パグやテリアと交配を重ねて現在のフレンチ・ブルドッグになったと言うものです。フレンチ・ブルドッグの特徴は、四角い頭の上にピンと立っている大きな耳。コウモリ耳と言われています。ぎょろっとした目は離れていて、鼻は短くシワがあります。ぽっちゃり体型の胴体に、太くて短い脚が離れてついています。
愛嬌たっぷりの顔は、表情豊かで、見ていて飽きません。
性格は、陽気で愛嬌たっぷりで、甘えん坊で好奇心旺盛。また、とても賢くて、人間の言葉や感情を巧みに読み取ります。話しかけると、首を傾げながら一生懸命聞いてくれるので、まるで家族の会話に参加しているかのようです。
多少頑固なところがあるので、しつけ時は無理強いせずに、褒めてしつけるとスムーズにいきます。
フレンチブルドッグはかなりの甘えん坊で、家族に抱かれたり、足元でイビキをかいてウトウトするのが大好きです。でも、遊ぶ時はなかなか活発に動き、大袈裟なくらい楽しそうに遊びます。
公園などでも、愛想がよく、誰とでも仲よくなれる性質の持ち主です。
温厚で無駄吠えも少ないので、マンションなどの集合住宅向きの犬種といえます。
普段のお手入れは、柔らかい獣毛ブラシなどでのブラッシングや蒸しタオルで拭くくらいで十分ですが、顔のしわの間に注意して下さい。
目、鼻、口の周りのしわの間は汚れが溜まりやすいので、蒸しタオルなどで丁寧に拭きましょう。肌の弱い子も多いので、放っておくと皮膚炎や湿疹が出来てしまいます。短毛ですが、抜け毛は割りと多い方です。
毎日の運動は、朝夕それぞれ10分程度でも大丈夫ですが、たまにはドッグランなどで遊ばせてあげて下さい。
ブルドッグと同様、フレンチ・ブルドッグも顔がつぶれて鼻ぺちゃなので、高温多湿には弱く、すぐに息切れしてしまいます。夏場の散歩は、暑い時間を避けて行って下さい。最悪の場合には、熱中症などで死にいたる時もあります。特に暑い日には、無理をせずに涼しいお部屋にいさせてあげて下さい。
また、留守番をさせる際にも、室内の温度調節には気をつけてあげて下さい。
2007年08月17日
ブルドッグ
ブルドッグの犬種名は、ブル(雄牛)と闘争させる競技「ブルベイティング(牛苛め)」に使われた事に由来しています。「ブルベイティング」は、13世紀にイギリスの貴族が始めたのがもとで庶民にまで広がり、、この競技が1778年に禁止されるまで、庶民の娯楽として熱狂的なファンに指示されていました。当時、ブルドッグは護身犬、警備犬としても活躍していましたが、主な仕事は繋いだ牛、熊、猿、ライオンなどにけしかけて咬み倒させることでした。
ブルドッグの特徴である独特の風貌は、必然的に、闘犬としての機能性を追い求めて改良された末のものです。
潰れた鼻は牛の鼻に喰らいつても呼吸しやすいためで、下顎を発達させて噛む力をアップさせました。短足は重心を低くすることで、牛の角による反撃の際にすくわれないようするためです。
牛の角によるダメージを小さくするために、皮膚はたるんで、断耳もされていました。首を短くして重心を前に置く事により、噛み付いた牛に振り回された時の遠心力を小さくしています。
体重も重い方が闘いに有利なため、当時ブルドッグは60キロ近くありました。
性格も好戦的で獰猛なものが選抜されていきました。
動物愛護の観点から1835年に闘犬が禁止されると、闘犬としてのブルドッグはお役御免になってしまい、一時は存続が危ぶまれるまでになってしまいました。
その後、愛好家の努力により、性格から獰猛さや好戦的な面が消され、気質がガラリと変えられました。性格の面から言えば、狂暴性が完全に取り除かれた現在のブルドッグは、生まれ変わった全く別の犬と言ってもいいでしょう。今では、「勇気」「不屈」「忍耐」の象徴としてイギリス国犬となり、イギリス海軍のマスコットにもなっています。
現在のブルドッグは、外見こそ、いかつくコワモテですが、内面はとてもナイーブでインテリ風。物静かで、温厚で、飼い主の隣でジッーっと座っていられるだけで幸せといった甘えん坊でもあります。いつでも家族の愛情を感じていたい犬なので、留守がちなおウチでは、寂しがるかもしれません。
中型犬とはいえ、超大型犬のような、どっしりとした落ち着きと風格があって、小さい子供にも寛容なので、お子様のいるおウチでも安心です。ただ、性格が優しくなっても、力があることには変わりませんので、「咬まない」「散歩でグイグイ引っ張らない」という基本的なルールは絶対に教えておいてください。
温厚でおとなしく、無駄吠えも少ないので、マンションなどの集合住宅で飼うのにも適しています。
動きは割りとのんびりで、命令に対しても、俊敏に答えて動き回るといったタイプではありません。しつけなどのトレーニングの際にも、指示に対して考える時間をあげて下さい。頑固さもあるので、納得出来ない命令には従わない時もあります。
ブルドッグのお手入れは、基本的には、獣毛ブラシでブラッシングするか、蒸しタオルなどで拭いてあげるだけで大丈夫です。
ただ、しわの間に汚れや食べかすなどが溜まりやすく、皮膚も弱いので、しわの間まできちんと拭いてあげることが必要です。食事後も、口の周りを拭いて清潔に保つようにしましょう。
シャンプーは、自宅で月1回程度すれば十分です。
暑さには弱いので、夏場は高温多湿には十分気をつけて下さい。暑い時間帯ですと、短い散歩でも息が苦しくなってしまいます。特に暑い日には、無理に外出せずに、涼しいお部屋に居させてあげて下さい。
運動量は朝夕各10〜20分程度の散歩で十分ですが、夏場は特に涼しい時間帯を選んで行って下さい。また、ほとんどのブルドッグは、高いところから飛び降りたり、泳いだりすることが出来きないので注意して下さい。
2007年08月12日
ビション・フリーゼ
ビション・フリーゼは、14世紀にイタリア人がアフリカ北西沖のカナリア諸島で発見し、ヨーロッパに持ち込んだことで広まりました。その起源ははっきりとはしませんが、小型のスパニエル犬種とプードルなどの混血では、と考えられています。当時、新しい犬種を世界に広げる役割を担っていたのは、貿易船の船員達でした。珍しい犬種や貴族達が好む愛玩犬は、「交易品」としての価値が高かったので、ビション・フリーゼも船員達の手を経てスペインやフランスへと広がっていきました。
当時は、ヨーロッパの王侯貴族の貴婦人達に「抱き犬」として愛されていました。
ビション・フリーゼというのは、フランス語で「縮れ毛・フワフワした毛で飾る」という意味です。この犬の特徴は、その名の通り全身、特に頭を覆うふわふわで豊かな白い毛です。
下毛は柔らかい毛が密に生え、上毛には柔らかく長い縮れ毛が豊かに生えています。ふさふさの長い毛で覆われた尾が、背中の上で優雅に揺れています。
ぬいぐるみのような愛らしい外見ですが、以外にがっしりとした筋肉質な体つきで、とても丈夫で健康的です。
気になる抜け毛も体臭も殆んどなく、室内で飼うのには最適ですが、被毛のお手入れは少々手が掛かります。
家でのブラッシングやコーミングはもちろん、定期的に美容院での特別なトリミングも必要となりますが、愛犬の手入れやおしゃれを楽しんで出来る方には、最高のパートナーと言えます。
ヨーロッパの貴族に愛されていた当時は、ライオンのたてがみのようにカットされていたそうですが、現在では「パウダー・パフ」という、顔の周りをまん丸に刈るトリミング・スタイルが主流です。
美容院でのトリミングなどを嫌がらないよう、小さい頃から人に触られることに慣らしておきましょう。
性格は、いたって明るく優しく、感受性も豊か。
昔のヨーロッパでは、家族が病気になると暖房代わりに抱いていた、というくらい大人しくて賢い犬です。
よほどのことがない限りいつもニコニコしていますが、ストレスが溜まったり、ぬいぐるみ扱いであまりに乱暴にされたりすると、攻撃的になってしまうこともあります。犬自身のしつけももちろん大事ですが、小さなお子様のいるお宅では、子供の側にも犬との付き合い方を教えて上げてください。
運動は、基本的には室内で歩き回るだけでも十分ですが、社交的な犬でもあるので、1回10分程度のお散歩を2回位はお願いします。
2007年07月17日
ボストン・テリア

ボストン・テリアは、数少ないアメリカ原産の犬種で、ボストン市周辺で、ブルドッグとホワイト・イングリッシュ・テリアの交配によって作出されました。当時は、20キロ以上の大きな犬でしたが、ブル・テリア、フレンチ・ブルなどと交配を重ねて小型化されました。
ボストン・テリアの特徴は、つぶれた愛嬌のある顔と、タキシードを着た紳士のような黒地に白の斑(ボストンカラー)です。
ドッグショーでは、体重により3タイプに分かれていますが、ペットとしては一番小さな6.8キロ未満のサイズが人気のようです。頭は平らで幅広く、ブルドッグのようなシワはありません。大きな目は少し出ていて、離れています。耳は断耳されるか、そのままでもまっすぐに立っています。
タキシードスタイルのアメリカ紳士のイメージが大切なので、被毛色に占めるホワイトの割合や左右対称であるかどうかが重要視されます。
手触りもよく光沢のある被毛ですが、毛のお手入れは楽で、軽いブラッシングか蒸しタオルで拭いてもらう程度で大丈夫です。
見た目はいかついボストン・テリアですが、性格的には、陽気で楽しいテリア気質です。子犬のように無邪気で好奇心旺盛で、誰とでも仲良く遊べます。その上、テリアの気の強さや喧嘩っ早いところが、我慢強いブルドッグの性格に押さえられているので、テリア種の他の犬よりも穏やかで寛容。他のペットとも仲良く同居出来ます。
頑固な面もありますが、物覚えも非常に良いので、とても飼い易い犬種だと思います。初心者の方はもちろん、小さいお子さんのいらっしゃるおウチの方にもお勧めです。
ブルドッグよりは随分スマートなボストン・テリアですが、それを維持できるように食べ過ぎには注意して下さい。運動も多めに、毎日2回、30分ぐらいずつお願いします。
ただし、つぶれた顔の宿命で、暑い日にはすぐに息が苦しくなります。暑い時間帯の運動は避けて、涼しい時間を選んでお散歩しましょう。
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