2008年03月11日

急性腎不全

犬の急性腎不全とは


 腎不全は障害を受けた腎臓の機能が低下する病気で、とくに腎臓の75%以上が機能しなくなる状態をいいます。病気の進み方や症状によって、急性腎不全と慢性腎不全があります。


原因

 急性腎不全の原因は、大きく3種類に分けられます。

・腎前性腎不全
 大量の出血、下痢、ショック、やけど、心不全などで体液の喪失が起きて腎臓へ流れる血液量が少なくなることで、尿の生成をする腎臓の働きが低下して起こります。
 
・腎性腎不全
 腎臓病(腎盂腎炎、急性糸球体腎炎、ネフローゼ症候群など)などによって、腎臓そのものに障害が生じることで起こります。

・腎後性腎不全
 尿路結石症などの尿路(尿道、膀胱、尿管など)の障害によって、尿が出なくなることで起こります。

 犬の急性腎不全では、尿路結石症によって尿路が閉塞され排泄障害が起きる腎後性のものが圧倒的に多いようです。


症状

 急性腎不全にかかると嘔吐、元気がなくなる、尿の量が減る、尿が出なくなる、食欲不振、脱水状態になるなどの症状がみられます。
 また、腎臓の働きが悪くなることで有害物質が尿と一緒に体外に排出されなくなり、血液中に老廃物が溜まって尿毒症を引き起こすことがあります。
 尿毒症をひきおこすと、けいれんなどの神経症状が出ます。
 急速な状態の悪化によって死に至る場合もあります。


治療法

 血液検査、尿検査等を行って原因を探り、それぞれの原因を取り除く治療を施します。

 脱水症状を起こしていることが多いので、点滴によって水分を補い、体内に溜まった過剰な老廃物を排泄させます。点滴の効果があまり見られない場合は、尿を多く作り出す薬や、腎臓への血流を増やす薬を投与します。
 感染症が原因となっている場合は、抗生物質の投与を行います。

 食事療法が必要とされる場合もあります。

 急性腎不全の場合、急速な状態の悪化によって死に至る場合もありますので、早急に治療を行うことが大事です。


予防法

 たんぱく質や塩分の過剰な摂取は避け、栄養バランスのとれた食事を与えるようにしましょう。
 

petshopwith at 13:56 │Comments(0)clip!消化器・肝臓・腎臓の病気 

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