2007年08月30日
ドーベルマン・ピンシャー
ドーベルマン・ピンシャーは、19世紀末のドイツで誕生した新しい犬種です。優秀な警備犬・護身用の犬を求めたルイス・ドーベルマン氏によって、ロットワイラーやジャーマン・ピンシャー、マンチェスター・テリア、ワイマラナーなどを掛け合わせて改良を重ねていくうちに、現在のドーベルマンの形になったものと言われています。犬種名の由来は、もちろん同氏の名前からです。
誕生してすぐに、その優れた能力と資質が高く評価され、第一次大戦ではシェパードと並んでドイツ軍の軍用犬として活躍しました(日本の軍用犬としても、働きました)。現在でも警察犬や警備犬として、世界中で働いています。
アメリカに伝わってからは、攻撃性を抑えて家庭犬としての従順さも兼ね備えた犬へと改良が進められ、家庭犬としても人気の犬種になりました。
ドーベルマンの身体的な特徴は、無駄を全てそぎ落としたかの様な、スリムかつ筋肉質な体。光沢のある優美な姿は、力強さに溢れています。
かつてのドーベルマンのイメージでは、耳はピンと立ち、尾は短く立っていましたが、現在では断耳断尾を禁じている国もあるので、垂れ耳で尾の長いドーベルマンも多くなりました。
被毛は短く滑らかで、普段のお手入れは軽いブラッシングで十分です。汚れが目立つ時には、蒸しタオルなどで拭いてあげて下さい。通常は、抜け毛も体臭も殆んどありませんが、換毛期にはブラッシングを丁寧にして、抜けて毛を取り除いてあげて下さい。
現在のドーベルマンは、誕生した当初に比べれば、温厚で優しい犬になっています。飼い主に対しては非常に忠実な、服従心の強い賢い犬です。警戒心も強いので、番犬としては最適です。
反面、十分な愛情や運動の時間を取ってやれないと、ストレスが溜まって攻撃的な面が強く出てきてしまいます。
飼い主に従順ではありますが、力が強く、性格面に攻撃的な面も残っているので、しっかりとした訓練が必要です。ケンカや噛みつき癖を防ぐためにも、小さいうちから服従訓練をしましょう。もともと利口で集中力に優れ、飲み込みも早いので、訓練をすればするほど優秀な犬に育ってくれます。
運動量は非常に多く、それに何かの訓練と組み合わせた知的な運動をすると犬も喜びます。朝夕2回、ジョギングか自転車での引き運動を1時間位。その他に、ドッグランなどでの自由運動や、ボール遊びなどが出来ると最適です。
愛犬と一緒にドッグスポーツを楽しみたい方なら、本格的なトレーニングを積んで、アジリティー競技会や訓練競技会などにチャレンジするのもお勧めです。
ただ、運動量が多いので、お年寄りだけのおウチだと、お散歩のお付き合いが難しいかもしれません。
暖かい地方でしたら外飼いもOKですが、出来たら室内飼いをお勧めします。ただし、狭い集合住宅などだと難しいかもしれません。







